ソクマル医師

31 歳の女性。頭痛を主訴に来院した。高校生の時から時折、光過敏を伴う拍動性頭痛…

31 歳の女性。頭痛を主訴に来院した。高校生の時から時折、光過敏を伴う拍動性頭痛を呈するようになった。頭痛の性状は変わらないものの徐々に頭痛の程度が強まり、出産後にはさらに頻度が増えたため来院した。最近は週に2 ~3 回の頻度で、前兆はない。一回の頭痛が生じると夜寝るまでは続くが、翌日まで続くことはない。頭痛は日常生活に支障が出るほどに強く、頭痛時は動いているとつらいのでなるべく暗い場所でじっとして過ごしている。頭痛が生じている間は、食欲がなく、嘔吐することもある。既往歴に特記すべきことはない。受診時は、無症状である。頰部痛や膿性鼻汁を認めず、神経診察に異常を認めない。考えられる疾患はどれか。

解説

正解は⑴です。思春期から繰り返す拍動性の頭痛で、光過敏、悪心・嘔吐を伴い、日常生活に支障をきたすほど強く、体動で増悪するため暗い場所でじっとしています。持続は数時間から1日程度で、神経診察は正常です。これらは前兆のない片頭痛の診断基準に合致します。女性に多く、ホルモン変動の影響を受けます。急性期治療にはトリプタンやNSAIDsを、頻度が多い場合は予防薬(抗CGRP抗体など)を用います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成

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