ソクマル医師

7 歳の女児。免疫性血小板減少症に対する定期診察のため、母親に付き添われ来院した…

7 歳の女児。免疫性血小板減少症に対する定期診察のため、母親に付き添われ来院した。2 年前に発症しグルココルチコイド内服を継続しているが、血小板数は1万前後で推移しており、減量が困難である。活気は良好で、満月様顔貌を認める。体幹に点状出血斑と、下肢を中心に径10 cm 以上の紫斑を複数認める。血液所見:赤血球388 万、Hb 13.8 g/dL、Ht 32 %、白血球8,800、血小板0.9 万、PT-INR1.0(基準0.9~1.1)、APTT 32.2 秒(基準対照32.2)、フィブリノゲン252 mg/dL(基準186~355)。血液生化学所見:総ビリルビン0.4 mg/dL、AST 34 U/L、ALT 37 U/L、LD 198 U/L(基準175~320)、尿素窒素10 mg/dL、クレアチニン0.5 mg/dL。現状の治療を継続するにあたり予想される合併症はどれか。

解説

正解は⑶です。慢性免疫性血小板減少症の小児に対して2年間グルココルチコイドの内服を継続しており、満月様顔貌がみられます。小児での長期のグルココルチコイド投与は、成長ホルモンの作用を抑制し、骨端軟骨の成長を障害するため、成長障害(低身長)を来します。そのほか骨粗鬆症、肥満、糖尿病、易感染性、白内障なども問題となります。このため小児の慢性ITPでは、ステロイドの長期投与を避け、トロンボポエチン受容体作動薬などへの変更を検討します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成

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