ソクマル医師

50 歳の女性。顔面の皮疹を主訴に来院した。3 日前から38 ℃台の発熱、悪寒を…

50 歳の女性。顔面の皮疹を主訴に来院した。3 日前から38 ℃台の発熱、悪寒を認め、顔面に熱感を伴う皮疹が出現し、急速に両側に拡大した。右耳後部リンパ節の腫大を認めた。血液所見:赤血球458 万、Hb 12.5 g/dL、白血球12,100、血小板34 万。CRP 7.8 mg/dL。右顔面の皮疹の写真(別冊No. 6)を別に示す。最も考えられる診断はどれか。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑵です。急な発熱と悪寒に続いて、顔面に熱感を伴う境界明瞭な浮腫性紅斑が出現し、急速に拡大して所属リンパ節の腫大を伴っていることから、丹毒と考えられます。丹毒は主にA群溶血性レンサ球菌による真皮浅層の感染症で、顔面や下肢に好発し、紅斑の境界が明瞭で隆起するのが特徴です。治療はペニシリン系抗菌薬です。蜂窩織炎は真皮深層から皮下組織の感染で、境界が不明瞭な点が丹毒との鑑別になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成

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