左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF)の特徴はどれか。
左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF)の特徴はどれか。
- ⑴ 予後は良い。HFpEFの予後はHFrEFと同程度に不良です。
- ⑵ 患者数は減少している。高齢化に伴い、HFpEFの患者数は増加しています。
- ⑶ 背景因子は若年である。HFpEFは高齢者に多く、若年の背景因子ではありません。
- ⑷ 非心血管疾患死が多い。併存疾患が多く、非心血管疾患による死亡の割合が高いのが特徴です。
- ⑸ β 遮断薬の効果が強い。β遮断薬の予後改善効果はHFpEFでは示されていません。
解説
正解は⑷です。左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF)は高齢者、女性、高血圧、心房細動、糖尿病、肥満、慢性腎臓病などを背景に多く、高齢化に伴い患者数は増加しています。予後は左室駆出率の低下した心不全(HFrEF)と同程度に不良で、併存疾患が多いことから、死因として感染症や悪性腫瘍などの非心血管疾患による死亡の割合が高いのが特徴です。β遮断薬などのHFrEFで確立した治療の有効性は示されておらず、SGLT2阻害薬が推奨されています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成