健常若年者の胸部診察で聴取されることがあるのはどれか。
健常若年者の胸部診察で聴取されることがあるのはどれか。
- ⑴ Ⅲ音心室のコンプライアンスが良い若年者では、生理的Ⅲ音が聴取されることがあります。
- ⑵ Ⅳ音Ⅳ音は心室のコンプライアンス低下を示し、健常若年者では通常聴取されません。
- ⑶ 心膜摩擦音心膜摩擦音は心膜炎などでみられる病的所見です。
- ⑷ 心膜ノック音心膜ノック音は収縮性心膜炎でみられる病的所見です。
- ⑸ 僧帽弁開放音僧帽弁開放音は僧帽弁狭窄症でみられる病的所見です。
解説
正解は⑴です。Ⅲ音は拡張早期の急速流入期に、心室に血液が急速に流入して心室壁が振動することで生じる低調な音です。小児や若年者、スポーツ選手、妊婦では心室のコンプライアンスが良好なため生理的に聴取されることがあります。一方、中高年でⅢ音を聴取する場合は心不全などの容量負荷を示唆します。Ⅳ音は心房収縮期の音で心室のコンプライアンス低下を示し、心膜摩擦音、心膜ノック音、僧帽弁開放音はいずれも病的所見です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成