ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉が主に感染する細胞はどれか。
ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉が主に感染する細胞はどれか。
- ⑴ 好酸球好酸球はHIVが主に感染する細胞ではありません。
- ⑵ 好中球好中球はCD4を発現せず、HIVの主な感染標的ではありません。
- ⑶ 好塩基球好塩基球はHIVの主な感染標的ではありません。
- ⑷ リンパ球HIVはCD4陽性Tリンパ球に感染し、その減少により免疫不全を来します。
- ⑸ Kupffer 細胞Kupffer細胞は肝臓のマクロファージで、HIVの主な感染標的ではありません。
解説
正解は⑷です。HIVはCD4分子を受容体とし、CCR5やCXCR4をコレセプターとして細胞に侵入するため、主にCD4陽性Tリンパ球(ヘルパーT細胞)に感染します。単球・マクロファージや樹状細胞にも感染します。感染したCD4陽性T細胞が徐々に減少することで細胞性免疫が低下し、CD4数が200/μL未満になるとニューモシスチス肺炎などの日和見感染症を発症しやすくなります。好中球や好酸球、好塩基球、Kupffer細胞は主な感染標的ではないと理解しておきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成