正常な精巣の診察所見で正しいのはどれか。
正常な精巣の診察所見で正しいのはどれか。
- ⑴ 精巣が石様の硬さである。石のように硬い精巣は精巣腫瘍を疑う所見です。
- ⑵ 精巣を鼠径部に触知する。鼠径部に精巣を触知する場合は停留精巣や移動精巣を考えます。
- ⑶ 精巣の大きさに左右差がある。正常では左右の大きさはほぼ同じで、明らかな左右差は異常を示唆します。
- ⑷ 精巣を圧迫すると圧痕が残る。圧痕が残る浮腫は正常の精巣でみられる所見ではありません。
- ⑸ 精巣の周囲に精巣上体を触知する。精巣の後外側に精巣上体を触知するのは正常な所見です。
解説
正解は⑸です。正常な精巣は陰嚢内に左右1個ずつ存在し、弾性のある硬さで表面は平滑です。精巣の後外側には精巣上体が頭部・体部・尾部として接して触知され、そこから精管が上方に続きます。石様の硬さの精巣は精巣腫瘍を疑い、鼠径部に触知する場合は停留精巣を考えます。大きさに明らかな左右差がある場合は腫瘍や精索静脈瘤、萎縮を考えます。圧痕が残るような浮腫も正常所見とはいえないものです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成