ソクマル医師

42 歳の女性。易疲労感を主訴に受診した。幼少時に心房中隔欠損症を指摘され、定期…

42 歳の女性。易疲労感を主訴に受診した。幼少時に心房中隔欠損症を指摘され、定期的に受診していた。しかし、大学進学後は日常生活において症状がなく、病院を受診していなかった。1 か月前から日常生活での息切れと疲れやすさを自覚し、改善しないため受診した。意識は清明。身長157 cm、体重54 kg。体温36.2 ℃。脈拍76/分、整。血圧124/80mmHg。呼吸数18/分。SpO2 97 %(room air)。心音はⅡ音の固定性分裂と胸骨左縁第2 肋間にLevine 2/6 の収縮期駆出性雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。四肢に浮腫は認めない。チアノーゼは認めない。この患者で予想される検査所見はどれか。

解説

正解は⑷です。心房中隔欠損症ではⅡ音の固定性分裂と、肺動脈弁の相対的狭窄による胸骨左縁第2肋間の収縮期駆出性雑音を認めます。左→右シャントによる肺血流増加で肺動脈が拡張するため、胸部X線写真で左第2弓(肺動脈)の突出と肺血管陰影の増強がみられます。心電図では右室負荷を反映して不完全右脚ブロックや右軸偏位を示します。本例はSpO2が保たれチアノーゼもないため、Eisenmenger化はしていないと考えられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成

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