ソクマル医師

54 歳の男性。健診で尿糖陽性を指摘され来院した。喫煙は10 本/日を30 年間…

54 歳の男性。健診で尿糖陽性を指摘され来院した。喫煙は10 本/日を30 年間。飲酒は機会飲酒。父親が膵癌で死亡。身長170 cm、体重90 kg。BMI 31.1。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。胸腹部に異常を認めない。血液所見:赤血球458 万、Hb 13.7 g/dL、白血球6,700、血小板32 万。血液生化学所見:AST 23 U/L、ALT 25 U/L、空腹時血糖180 mg/dL、HbA1c 6.5 %(基準4.9~6.0)。心電図は洞調律。胸部エックス線写真に異常を認めない。まず行うべき検査はどれか。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑶です。50歳以上で新たに糖尿病が見つかった患者で、膵癌の家族歴、喫煙、肥満という危険因子を併せ持っています。新規発症の糖尿病や糖尿病の急な悪化は膵癌の契機となりうるため、まず非侵襲的な腹部超音波検査で膵の腫瘤や主膵管拡張、嚢胞の有無を確認します。異常があれば造影CTやMRCP、超音波内視鏡へ進みます。肝機能は正常で、肝生検や侵襲的なERCPを最初に行う理由は乏しいといえます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成

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