無痛性甲状腺炎とBasedow 病の両方にみられるのはどれか。2 つ選べ。
無痛性甲状腺炎とBasedow 病の両方にみられるのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 眼球突出眼球突出はBasedow病に特有の眼症で、無痛性甲状腺炎ではみられません。
- ⑵ 手指振戦甲状腺ホルモン過剰による交感神経様症状として両疾患でみられます。
- ⑶ 脛骨前粘液水腫脛骨前粘液水腫はBasedow病に特有で、無痛性甲状腺炎ではみられません。
- ⑷ 頸部リンパ節腫大頸部リンパ節腫大はどちらの典型所見でもなく、悪性腫瘍や感染症を考えます。
- ⑸ びまん性甲状腺腫無痛性甲状腺炎でも軽度のびまん性甲状腺腫を認め、Basedow病と共通します。
解説
正解は⑵と⑸です。無痛性甲状腺炎は甲状腺組織の破壊によりホルモンが血中に漏出する破壊性甲状腺中毒症で、Basedow病は抗TSH受容体抗体による合成亢進です。いずれも甲状腺ホルモン過剰により手指振戦、頻脈、発汗などを生じ、甲状腺はびまん性に腫大します。一方、眼球突出や脛骨前粘液水腫はBasedow病に特有の自己免疫性所見で、無痛性甲状腺炎ではみられません。両者の鑑別には放射性ヨウ素摂取率やTRAbを用います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成