思春期特発性側弯症で正しいのはどれか。
思春期特発性側弯症で正しいのはどれか。
- ⑴ Café au lait 斑を伴う。カフェオレ斑は神経線維腫症1型に伴う症候性側弯を示唆し、特発性側弯症の所見ではありません。
- ⑵ 小学校入学前に検診を行う。思春期に発症・進行するため、学校検診(主に小学校高学年〜中学生)で行います。
- ⑶ 下肢伸展挙上テストが陽性になる。下肢伸展挙上テストは腰椎椎間板ヘルニアなどの神経根刺激症状をみる検査です。
- ⑷ 前方引き出しテストが陽性になる。前方引き出しテストは膝の前十字靱帯損傷や足関節の靱帯損傷をみる検査です。
- ⑸ 前屈位で背部の高さの左右差がみられる。前屈位で肋骨隆起などによる背部の高さの左右差がみられ、スクリーニングに用います。
解説
正解は⑸です。思春期特発性側弯症は10歳以降の女子に多い脊柱の構築性変形で、学校検診で発見されることが多い疾患です。前屈テスト(Adams前屈テスト)で肋骨隆起や腰部隆起による背部の高さの左右差がみられることが特徴で、立位での肩の高さや肩甲骨・ウエストラインの非対称も診断の手がかりになります。カフェオレ斑を伴う場合は神経線維腫症による症候性側弯を考えます。進行例では装具療法や手術を検討します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成