28 歳の初産婦(1 妊0 産)。妊娠40 週、陣痛発来のため入院した。入院時内…
28 歳の初産婦(1 妊0 産)。妊娠40 週、陣痛発来のため入院した。入院時内診所見で、子宮口は3 cm 開大、展退度50 %、児頭下降度はSP- 2 cm。第1 頭位。小泉門が先進し、3 時方向に触知する。入院8 時間後の内診所見で、子宮口は8 cm開大、展退度80 %、児頭下降度はSP ± 0 cm。小泉門が先進し、6 時方向に触知する。分娩経過の評価で正しいのはどれか。
- ⑴ 正常経過小泉門が母体の後方へ回旋しており、正常経過ではありません。
- ⑵ 第1 回旋の異常小泉門が先進しており、児頭の屈曲(第1回旋)は正常に行われています。
- ⑶ 第2 回旋の異常小泉門が前方ではなく後方(6時方向)へ回旋しており、第2回旋の異常です。
- ⑷ 第3 回旋の異常第3回旋は児頭が娩出する際の伸展で、まだその段階ではありません。
- ⑸ 第4 回旋の異常第4回旋は児頭娩出後の外回旋で、まだその段階ではありません。
解説
正解は⑶です。第1頭位(児背が母体の左側)では、分娩の第1回旋で児頭が屈曲して小泉門が先進し、第2回旋で小泉門が母体の前方(恥骨側、内診で12時方向)へ回旋して後頭が前方を向きます。本例では入院時に小泉門が3時方向に触知され、8時間後には6時方向(母体の後方、仙骨側)に移動しており、後頭が後方に向かって回旋する後方後頭位と考えられます。これは第2回旋の異常に当たります。小泉門が先進しているため第1回旋は正常です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成