鼠径部レベル以下の全感覚消失の脊髄損傷レベルはどれか。
鼠径部レベル以下の全感覚消失の脊髄損傷レベルはどれか。
- ⑴ 第4 頸髄第4頸髄の損傷では頸部以下の感覚が障害され、鼠径部以下ではありません。
- ⑵ 第5 胸髄第5胸髄の損傷では乳頭の少し下以下の感覚が障害されます。
- ⑶ 第10 胸髄第10胸髄は臍のレベルに相当し、臍以下の感覚が障害されます。
- ⑷ 第1 腰髄鼠径部はL1の皮膚分節に相当し、第1腰髄レベルの損傷で鼠径部以下の感覚が消失します。
- ⑸ 脊髄円錐部脊髄円錐部の障害では会陰部や肛門周囲のサドル型の感覚障害が主体です。
解説
正解は⑷です。皮膚の感覚は脊髄神経の皮膚分節(デルマトーム)に従って分布し、主な目安は乳頭がT4、剣状突起がT6、臍がT10、鼠径部がL1、膝がL3〜L4、足底がS1です。鼠径部より下の全感覚が消失していることから、第1腰髄レベルの完全損傷と考えられます。臍レベル以下であれば第10胸髄、乳頭レベル以下であれば第4胸髄レベルの障害を考えます。デルマトームの目安を覚えておくと、感覚障害のレベルから脊髄の障害部位を推定できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成