長時間の砕石位による合併症で誤っているのはどれか。
長時間の砕石位による合併症で誤っているのはどれか。
- ⑴ 視力障害視力障害は主に腹臥位での長時間手術でみられ、砕石位による合併症としては誤りです。
- ⑵ 下肢の神経損傷正しい記述です。腓骨頭部の圧迫による腓骨神経麻痺などの下肢神経損傷を起こします。
- ⑶ 深部静脈血栓症正しい記述です。下肢の血流うっ滞により深部静脈血栓症を起こしやすくなります。
- ⑷ 接地部の圧迫性潰瘍正しい記述です。仙骨部などの接地部に圧迫性潰瘍を生じることがあります。
- ⑸ 体位解除後の低血圧正しい記述です。下肢を下ろすと下肢に血液が移動し、低血圧をきたすことがあります。
解説
正解は⑴です。砕石位は仰臥位で股関節と膝関節を屈曲し下肢を挙上・外転させた体位で、長時間続けると下肢の神経損傷(腓骨神経麻痺など)、下肢の血流うっ滞による深部静脈血栓症、仙骨部など接地部の圧迫性潰瘍、下肢のコンパートメント症候群がみられます。また体位を解除すると下肢に血液が移動して循環血液量が相対的に減少し、低血圧をきたします。視力障害(虚血性視神経症)は腹臥位での脊椎手術などで問題となる合併症で、砕石位の典型的な合併症ではない点に注意が必要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成