37 歳の女性。めまいと右耳の難聴を主訴に来院した。6 か月前から回転性めまい発…
37 歳の女性。めまいと右耳の難聴を主訴に来院した。6 か月前から回転性めまい発作を繰り返している。めまいの持続時間は30 分から2 時間程度で、めまいの際には、悪心、右耳の耳鳴および難聴を伴う。別に示すオージオグラム(別冊No. 5①~⑤)のうちこの患者のオージオグラムはどれか。
- ⑴ ①右耳の低音域を中心とした感音難聴を示すオージオグラムで、Ménière病に合致すると考えられます。
- ⑵ ②Ménière病の典型像である右側の低音障害型感音難聴とは異なるパターンと考えられます。
- ⑶ ③Ménière病の典型像である右側の低音障害型感音難聴とは異なるパターンと考えられます。
- ⑷ ④Ménière病の典型像である右側の低音障害型感音難聴とは異なるパターンと考えられます。
- ⑸ ⑤No. 5 ①~⑤Ménière病の典型像である右側の低音障害型感音難聴とは異なるパターンと考えられます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。30分から数時間持続する回転性めまい発作を繰り返し、発作時に一側の耳鳴と難聴を伴うことから、Ménière病が考えられます。内リンパ水腫が病態で、初期には低音域の感音難聴を示し、発作を繰り返すと難聴が進行して全周波数に及ぶようになります。オージオグラムは本文から確認できませんが、①は右耳の低音域を中心とした感音難聴(気導と骨導がともに低下)を示していると考えられます。治療には生活指導、利尿薬、抗めまい薬などが用いられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成