ソクマル医師

52 歳の女性。健康診断の胸部エックス線写真で異常を指摘され来院した。3 か月前…

52 歳の女性。健康診断の胸部エックス線写真で異常を指摘され来院した。3 か月前から咳嗽が出現していたが医療機関を受診していなかった。既往歴に特記すべきことはない。職業は小学校教員。胸部単純CT で右肺上葉に気管支拡張病変と空洞を認めた。患者は喀痰検体を提出し帰宅した。同日の夕方、細菌検査室から喀痰抗酸菌染色が陽性であると医師に報告があった。この時点で医師が行う対応で正しいのはどれか。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑷です。慢性の咳嗽と上葉の空洞影に喀痰抗酸菌塗抹陽性が加わり、排菌のある肺結核が強く疑われます。ただし塗抹検査だけでは結核菌と非結核性抗酸菌を区別できないため、核酸増幅検査や培養で確定するまでの間、他者への感染を防ぐ目的で自宅待機を指示するのが適切です。結核と確定すれば直ちに保健所へ届け出て、入院勧告や接触者健診は保健所が中心に進めます。抗結核薬は確定診断と薬剤感受性の検討を踏まえて開始します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成

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