1 歳6 か月の女児。1 歳6 か月健康診査のために両親に連れられて来院した。在…
1 歳6 か月の女児。1 歳6 か月健康診査のために両親に連れられて来院した。在胎39 週、出生体重3,245 g、頭位自然分娩で出生した。身長80 cm、体重10 kg。走ることはできるが、①両足で跳ぶことはできない。手をひいて階段を昇るが、②階段を降りられない。鉛筆でなぐり書きをするが、③直線をまねしてひくことはできない。親指と人差し指で積み木をつまむことはできるが、④積み木を積むことはできない。「パパ」「ママ」と言い、犬の絵を見せて「わんわんどれ?」と聞くと指でさすが、⑤絵を見せて「これなに?」と聞いても言えない。下線部のうち、発達の遅れがみられるのはどれか。
- ⑴ ①両足跳びは通常2歳頃にできるようになり、1歳6か月で遅れとはいえません。
- ⑵ ②階段を降りるのは昇るより遅れて可能となり、1歳6か月で遅れとはいえません。
- ⑶ ③直線の模倣は2歳頃にできるようになり、1歳6か月で遅れとはいえません。
- ⑷ ④1歳6か月では積み木を2〜3個積めることが期待され、発達の遅れがみられます。
- ⑸ ⑤絵の名前を言うのは2歳頃で、指さしができていれば遅れとはいえません。
解説
正解は⑷です。1歳6か月では、一般に一人で上手に歩き、走ることもでき、積み木を2〜3個積む、なぐり書きをする、意味のある単語をいくつか話し、絵本の中の物を指さすことができます。本例は積み木をつまむことはできても積むことができず、この時期に期待される微細運動の発達に遅れがみられます。両足跳びは2歳頃、手すりなしで階段を降りるのはそれ以降、直線の模倣は2歳頃、絵の名前を言うことは2歳頃にできるようになる発達です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成