38 歳の女性。めまいと頭痛を主訴に来院した。2 か月前に部屋の内装を改修した。…
38 歳の女性。めまいと頭痛を主訴に来院した。2 か月前に部屋の内装を改修した。改装後から帰宅するとめまい及び頭痛を自覚するようになった。天気が快晴で窓を開けていると症状は楽だが、雨の日は調子が悪い。この症状の原因と考えられる化学物質はどれか。
- ⑴ オゾン光化学オキシダントの主成分で、屋外の大気汚染の原因物質です。
- ⑵ エタノール内装材から放散される物質ではなく、シックハウス症候群の原因ではありません。
- ⑶ 二酸化窒素燃焼器具や自動車の排気ガスなどから発生し、内装改修とは関係しません。
- ⑷ フロンガスオゾン層破壊の原因物質で、シックハウス症候群の原因ではありません。
- ⑸ ホルムアルデヒド建材や接着剤から放散され、シックハウス症候群の代表的な原因物質です。
解説
正解は⑸です。部屋の内装改修後に帰宅するとめまいや頭痛が出現し、換気すると楽になり、窓を閉め切る雨の日に悪化することから、建材や接着剤から放散される化学物質によるシックハウス症候群が考えられます。原因物質として代表的なのは、合板や接着剤などから放散されるホルムアルデヒドで、トルエンやキシレンなどの揮発性有機化合物も原因となります。厚生労働省は室内濃度指針値を定め、建築基準法でも規制されています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成