ソクマル医師

4 歳の女児。喘鳴を主訴に母親に連れられて来院した。夕方から咳嗽と軽い喘鳴とが出…

4 歳の女児。喘鳴を主訴に母親に連れられて来院した。夕方から咳嗽と軽い喘鳴とが出現し、夕食は少量のみ摂取した。就寝前から咳嗽および喘鳴が増悪し、眠ることができなかった。これまで同様のエピソードを繰り返しているが、今回が最も苦しいという。意識は清明。身長100 cm、体重18 kg。体温36.4 ℃。脈拍140/分、整。血圧84/56mmHg。呼吸数48/分。SpO2 93 %(room air) 。活気不良。顔色不良。口唇チアノーゼは認めない。心音に異常を認めない。胸部聴診上、両側にwheezes を聴取する。腹部は平坦、軟。胸骨上窩と肋間腔とに陥没呼吸を認める。途切れるが会話は可能であった。胸部エックス線写真では肺の過膨張を認めた。この患者でみられるのはどれか。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑵です。同様のエピソードを繰り返す幼児で、夜間に咳嗽と喘鳴が増悪し、wheezes、陥没呼吸、頻呼吸、SpO2低下、肺の過膨張を認めることから、気管支喘息の中発作から大発作と考えられます。喘息では末梢気道の狭窄により呼気時の気流が制限されるため、呼気延長がみられます。嗄声や犬吠様咳嗽はクループ症候群、レプリーゼ(吸気時の笛声)は百日咳の特徴です。会話が途切れることは発作の強度の判定に用います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成

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