ソクマル医師

9 歳の男児。腹痛のため救急車で搬入された。2 日前から嘔吐が出現し、徐々に嘔吐…

9 歳の男児。腹痛のため救急車で搬入された。2 日前から嘔吐が出現し、徐々に嘔吐が頻回となり間欠的腹痛が出現した。体温36.8 ℃。心拍数120/分、整。血圧116/66mmHg。呼吸数24/分。SpO2 98 %(room air)。腹部は軽度膨満し、軟で腸雑音は減弱していた。右側腹部に腫瘤を触知し、右上腹部に圧痛を認めた。腹部超音波検査で腹部正中にtarget sign を認めた。空気による非観血的整復術にて還納した。その後行った99mTcO4⁻シンチグラム(別冊No. 27)を別に示す。診断はどれか。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑵です。学童の間欠的腹痛と嘔吐、右側腹部の腫瘤、超音波のtarget signから腸重積症と診断され、空気整復で還納しています。年長児の腸重積では先進部となる器質的病変の存在を疑う必要があります。99mTcO4⁻(過テクネチウム酸)シンチグラフィは胃粘膜に集積するため、異所性胃粘膜を有するMeckel憩室の検出に用いられ、本例では右下腹部に異常集積を認めると想定されます。Meckel憩室は手術で切除します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成

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