成人の鼠径ヘルニアで正しいのはどれか。
成人の鼠径ヘルニアで正しいのはどれか。
- ⑴ 高齢女性に多い。成人の鼠径ヘルニアは男性に多く、高齢女性に多いのは大腿ヘルニアです。
- ⑵ 外ヘルニアである。腹壁の外へ臓器が脱出する外ヘルニアに分類されます。
- ⑶ 内鼠径ヘルニアの頻度が高い。外鼠径ヘルニアの頻度が内鼠径ヘルニアより高いです。
- ⑷ 腹膜鞘状突起の閉鎖不全が原因である。鞘状突起の閉鎖不全は主に小児の外鼠径ヘルニアの原因です。
- ⑸ 開腹手術の既往はリスクファクターである。開腹手術の既往は腹壁瘢痕ヘルニアの危険因子です。
解説
正解は⑵です。鼠径ヘルニアは、腹腔内の臓器が腹壁の外へ脱出する外ヘルニアの代表です。成人では男性に多く、頻度は外鼠径ヘルニアが内鼠径ヘルニアより高いです。腹膜鞘状突起の閉鎖不全は小児の外鼠径ヘルニアの主な原因で、成人では加齢による腹壁の脆弱化や腹圧の上昇(便秘、慢性の咳、前立腺肥大症など)が関与します。高齢女性に多いのは大腿ヘルニアで、開腹手術後に生じるのは腹壁瘢痕ヘルニアです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成