近隣住民から水道水の臭いについて保健所に相談があった。①水道水の検査結果を調査し…
近隣住民から水道水の臭いについて保健所に相談があった。①水道水の検査結果を調査したところ臭いに関する項目は基準値内であった。この水道の水源である②河川の検査では、生物化学的酸素要求量〈BOD〉値が高値であった。その河川の上流には食品工場がある。下線部①、②の検査基準の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ ①環境基準 ②排水基準水道水は水質基準で評価され、河川の水質は排水基準ではなく環境基準で評価されます。
- ⑵ ①許容基準 ②環境基準水道水の基準は許容基準ではなく水道法の水質基準です。
- ⑶ ①許容基準 ②排水基準水道水は水質基準、河川は環境基準で評価するため誤りです。
- ⑷ ①水質基準 ②環境基準水道水は水道法の水質基準、河川は環境基本法の環境基準で評価し、正しい組合せです。
- ⑸ ①水質基準 ②排水基準河川の水質は環境基準で評価し、排水基準は工場等の排出水に適用されます。
解説
正解は⑷です。水道水が満たすべき基準は水道法に基づく水質基準で、臭気、味、色度など51項目が定められています。一方、河川など公共用水域の水質は、環境基本法に基づく環境基準で評価され、BOD(生物化学的酸素要求量)は河川の有機物による汚濁の指標として環境基準の生活環境項目に含まれています。排水基準は水質汚濁防止法で工場などの排出水に対して定められるもので、河川そのものの水質の基準ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成