ソクマル医師

78 歳の女性。軽度の腰痛を主訴に来院した。昨年までは朝と夕とに1 日30 分程…

78 歳の女性。軽度の腰痛を主訴に来院した。昨年までは朝と夕とに1 日30 分程度のウォーキングをしていたが、最近、15 分くらいしか歩行できなくなり、自宅でつまずくことが多くなった。膝の痛みはないが、軽度の腰痛があるため受診した。生来健康であり既往歴に特記すべきことはない。喫煙歴はない。飲酒はビール350 mL/日を週に3 回。身長153 cm、体重57 kg。BMI 24.4。神経診察で異常を認めない。腰椎エックス線写真で軽度の変形性脊椎症の所見を認めた。この患者に対する指導で適切なのはどれか。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑸です。高齢者で歩行持続時間の短縮とつまずきの増加がみられ、筋力やバランス能力の低下(フレイル、ロコモティブシンドローム)が考えられます。転倒予防と運動機能の維持のため、安全に配慮しながら片足立ち(ロコモーショントレーニング)やスクワットなどの筋力・バランス訓練を勧めるのが適切です。飲酒量は適量の範囲、BMIは24.4と標準範囲で、外出の制限やベッド上安静はかえって廃用を進め、腰痛にも推奨されません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成

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