身体診察所見と病態・疾患の組合せで正しいのはどれか。
身体診察所見と病態・疾患の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ えくぼ徴候 ― 女性化乳房えくぼ徴候は乳癌が皮膚を牽引して生じる所見で、女性化乳房ではありません。
- ⑵ Kernig 徴候 ― 髄膜炎髄膜刺激症状であり、髄膜炎でみられる正しい組合せです。
- ⑶ Chvostek 徴候 ― 胸水貯留顔面神経の叩打で顔面筋が収縮する所見で、低カルシウム血症でみられます。
- ⑷ Blumberg 徴候 ― 停留精巣反跳痛のことで、腹膜炎の所見です。
- ⑸ Grey-Turner 徴候 ― 尿路結石側腹部の皮下出血斑で、重症急性膵炎や後腹膜出血でみられます。
解説
正解は⑵です。Kernig徴候は、仰臥位で股関節と膝関節を90度屈曲させた状態から膝を伸展させようとすると抵抗や疼痛がある所見で、項部硬直とともに髄膜刺激症状として髄膜炎やくも膜下出血でみられます。えくぼ徴候は乳癌、Chvostek徴候は低カルシウム血症、Blumberg徴候は腹膜炎、Grey-Turner徴候は急性膵炎などでみられる側腹部の皮下出血斑です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成