胸部の模式図(別冊No. 1)を別に示す。慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉の重症例に…
胸部の模式図(別冊No. 1)を別に示す。慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉の重症例にみられる心尖拍動はどこか。
- ⑴ ①COPD重症例の心尖拍動の位置としては当てはまりません。
- ⑵ ②COPD重症例の心尖拍動の位置としては当てはまりません。
- ⑶ ③COPD重症例の心尖拍動の位置としては当てはまりません。
- ⑷ ④COPD重症例の心尖拍動の位置としては当てはまりません。
- ⑸ ⑤肺過膨張で心臓が下方・正中へ移動し、心窩部で拍動を触れる位置に相当します。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。COPDの重症例では、肺の過膨張によって横隔膜が低位・平低化し、心臓が垂直位(滴状心)となって下方・正中方向へ移動します。また過膨張した肺が心臓前面を覆うため、通常の左第5肋間鎖骨中線付近では心尖拍動を触れにくくなり、剣状突起下(心窩部)で拍動を触れるようになります。模式図では⑤がこの心窩部の位置を示していると考えられます。通常の位置や左方偏位は心拡大などでみられる所見です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成