6歳の男児。昨日から39.5℃の発熱、頭痛、全身のだるさがあり、迅速検査でインフ…
6歳の男児。昨日から39.5℃の発熱、頭痛、全身のだるさがあり、迅速検査でインフルエンザと診断された。母親が「家にある大人用の解熱鎮痛薬のアスピリンを飲ませてもよいか」と尋ねた。小児のインフルエンザの発熱への対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 大人と同じ量のアスピリンを使い、できるだけ早く熱を下げる小児のインフルエンザにアスピリンを使うとライ症候群のおそれがあり、使ってはいけません。
- ⑵ インフルエンザは細菌の感染なので、抗菌薬を飲ませて熱を下げるインフルエンザはウイルスによる病気で、抗菌薬は効きません。
- ⑶ アスピリンは脳や肝臓の重い障害を起こすおそれがあるので使わず、必要ならアセトアミノフェンを使う小児のインフルエンザや水痘にアスピリンを使うと、急性脳症と肝臓の障害を起こすライ症候群の危険があるため、解熱にはアセトアミノフェンを用います。
- ⑷ 解熱薬の代わりに、咳止めの薬を多めに飲ませる咳止めには解熱の作用はなく、多めに飲ませるのは危険です。
- ⑸ 熱は体を守る反応なので、どれほど高くても冷やさずに厚着をさせる熱がつらいときは解熱薬や冷却を使ってよく、厚着でさらに熱をこもらせるのは適切ではありません。
解説
最も適切なのは、アスピリンは脳や肝臓の重い障害を起こすおそれがあるので使わず、必要ならアセトアミノフェンを使うことです。小児のインフルエンザや水痘にアスピリンなどのサリチル酸系の薬を使うと、急性脳症と肝臓の脂肪変性を起こすライ症候群の危険が高まります。小児のインフルエンザの解熱にはアセトアミノフェンを用います。また、インフルエンザでは異常な行動がみられることがあり、発熱から2日間は子どもを一人にしないよう説明します。
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