33歳の妊婦。妊娠34週。妊娠高血圧症候群で通院中である。本日、急に下腹部の強い…
33歳の妊婦。妊娠34週。妊娠高血圧症候群で通院中である。本日、急に下腹部の強い痛みと少量の暗赤色の性器出血が起こり、救急搬送された。常位胎盤早期剝離と診断された。この病気の特徴として正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 児の娩出から30分以上たっても胎盤が出てこない分娩後に胎盤が出てこないのは胎盤の娩出の遅れで、早期剝離とは別の状態です。
- ⑵ 子宮が板のように硬く張り、持続する痛みがある胎盤が子宮の壁からはがれて子宮の中に血液がたまるため、子宮は硬く張り、持続する痛みを伴います。
- ⑶ 血液を固める成分が大量に使われ、出血が止まりにくくなることがある胎盤の後ろにできた血腫で凝固因子が消費され、播種性血管内凝固を起こして出血が止まりにくくなることがあります。
- ⑷ 痛みのない鮮紅色の出血を突然くり返す痛みのない鮮紅色の出血は前置胎盤の特徴です。
- ⑸ 胎盤が子宮の出口を覆う位置に付いている子宮の出口を覆う位置に胎盤が付くのは前置胎盤です。
解説
正しいのは、子宮が板のように硬く張り持続する痛みがあることと、凝固の成分が大量に使われて出血が止まりにくくなることの2つです。常位胎盤早期剝離は、正常な位置にある胎盤が児の娩出前に子宮の壁からはがれる病気で、妊娠高血圧症候群や外傷が危険因子です。胎盤の後ろに血液がたまるため、外への出血が少なくても重いショックや胎児の低酸素を起こし、播種性血管内凝固を合併することがあります。母児の救命のため、速やかに分娩させる必要があります。
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