70歳の男性。脳梗塞で飲み込みの障害が残り、口から十分に食べられない状態が続いて…
70歳の男性。脳梗塞で飲み込みの障害が残り、口から十分に食べられない状態が続いている。消化管の働きは保たれている。今後の栄養の方法について、主治医が栄養サポートチームと検討している。栄養の投与経路についての考え方として正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 腕の細い静脈からでも、濃い糖の輸液を長く続けて十分な栄養を入れられる末梢の静脈に濃い輸液を入れると静脈炎を起こすため、長期に十分な栄養を入れることはできません。
- ⑵ 中心静脈からの栄養は、経腸栄養より感染の危険が低い中心静脈栄養はカテーテルによる血流感染の危険があり、経腸栄養より感染の危険が高くなります。
- ⑶ 経腸栄養を長く続けるときは、胃瘻よりも鼻からの管の方が本人の負担が少ない長期になる場合は、鼻からの管より胃瘻の方が苦痛が少なく、管理もしやすいことが多いです。
- ⑷ 腸が使える場合は、静脈からの栄養より経腸栄養を優先する消化管が機能していれば、生理的で合併症の少ない経腸栄養を優先するのが原則です。
- ⑸ 経腸栄養は、腸の粘膜が萎縮するのを防ぎ、腸の防御の働きを保つ腸を使うことで粘膜の萎縮を防ぎ、腸からの細菌の侵入を防ぐ働きが保たれます。
解説
正しいのは、腸が使える場合は経腸栄養を優先すること、経腸栄養が腸の粘膜の萎縮を防いで防御の働きを保つことの2つです。栄養の投与経路は、消化管が使えるかどうかで決めます。腸が使えるなら経口、次いで経腸栄養を選び、腸が使えない場合に静脈栄養を用います。経腸栄養は生理的で、感染などの合併症が少なく、費用も抑えられます。経腸栄養が長期になる場合は、鼻からの管より胃瘻の方が本人の苦痛が少なく、管理しやすいことが多いです。
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