ソクマル医師

大きな地震のあと、倒れた家屋の下敷きになっていた45歳の男性が、約8時間後に救助…

大きな地震のあと、倒れた家屋の下敷きになっていた45歳の男性が、約8時間後に救助されようとしている。両脚が重い梁に挟まれていたが、意識ははっきりしている。救助に同行した医師が、梁を取り除く前後で最も警戒すべきことはどれか。

解説

最も警戒すべきなのは、長く圧迫されていた筋肉から、カリウムなどが一気に血液中へ流れ込み、不整脈を起こすことです。重い物に手足が長時間挟まれると、筋肉が壊れてカリウムやミオグロビンがたまります。圧迫を解くと、それらが血流に乗って全身に広がり、高カリウム血症による心停止や急性腎障害を起こします。これをクラッシュ症候群といい、救出前から輸液を始め、心電図を監視するなどの備えが必要です。
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