58歳の女性。閉経後に骨密度が低めと言われ、骨を丈夫に保つために運動を始めたいと…
58歳の女性。閉経後に骨密度が低めと言われ、骨を丈夫に保つために運動を始めたいと相談した。膝や腰に痛みはなく、心臓や肺の病気もない。骨量を保つ効果が最も期待できる運動はどれか。
- ⑴ 速歩きや階段の上り下りなど、体重が骨にかかる運動骨は重力や衝撃の刺激を受けると骨をつくる働きが高まるため、体重のかかる運動が骨量の維持に役立ちます。
- ⑵ ベッドの上であお向けに寝たまま行う、手足の軽い曲げ伸ばし寝たままの運動では骨に体重がかからず、骨量を保つ刺激になりにくいです。
- ⑶ 水中で浮力を受けながら長い距離をゆっくり泳ぐ運動水泳は心肺機能を高めますが、浮力で骨にかかる負荷が小さく、骨量を保つ効果は小さいです。
- ⑷ 椅子に座ったまま行う、深い呼吸を中心とした体操呼吸の体操はリラックスに役立ちますが、骨への刺激はほとんどありません。
- ⑸ 温泉に長く入って体を温め、血行を良くする入浴法入浴は運動ではなく、骨に負荷をかけて骨量を保つ効果はありません。
解説
骨量を保つ効果が最も期待できるのは、速歩きや階段の上り下りなど、自分の体重が骨にかかる運動です。骨は、体重や筋肉の収縮による負荷を受けると、骨をつくる細胞の働きが高まって強くなります。水中の運動は浮力で負荷が小さく、寝たままや座ったままの運動では骨への刺激が乏しくなります。転倒による骨折を防ぐため、バランスの訓練や筋力をつける運動を組み合わせることも勧められます。
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