研修医が、成人の上腕の三角筋に不活化ワクチンを筋肉内注射する。肩の外側から腕にか…
研修医が、成人の上腕の三角筋に不活化ワクチンを筋肉内注射する。肩の外側から腕にかけての神経や血管を傷つけないための注射部位として最も適切なのはどれか。
- ⑴ わきの下に近い上腕の内側で、脈を触れる部分のすぐ横上腕の内側には太い動脈や神経が通っており、注射には適しません。
- ⑵ 上腕の後ろ側で、肘に近い位置にある筋肉の薄い部分上腕の後ろ側の下の方は橈骨神経が近くを通り、傷つける危険があります。
- ⑶ 肘の内側で、皮膚の下に静脈が浮き出て見えている部分肘の内側は採血や静脈注射に使う部位で、筋肉内注射には適しません。
- ⑷ 肩の先端の骨の出っ張りから指3本分ほど下の、三角筋の中央肩峰から3横指ほど下の三角筋の中央は筋肉が厚く、腋窩神経や橈骨神経から離れた安全な部位です。
- ⑸ 肩の先端の骨の出っ張りのすぐ上の、皮膚と骨の間が最も薄い部分骨の上では筋肉が薄く、骨に針が当たったり、筋肉内に薬が入らなかったりします。
解説
肩の先端の骨の出っ張り(肩峰)から指3本分ほど下の、三角筋の最も厚い部分に注射するのが適切です。三角筋への筋肉内注射では、上の方に打ちすぎると骨に当たり、下の方や後ろに打ちすぎると、上腕を回り込む腋窩神経や橈骨神経を傷つけるおそれがあります。肩峰から3横指ほど下の三角筋の中央は筋肉が厚く、神経や血管から離れているため、安全に薬を筋肉内に入れることができます。
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