22歳の男性。4日前に友人とバーベキューをした。2日前から38.5℃の発熱、へそ…
22歳の男性。4日前に友人とバーベキューをした。2日前から38.5℃の発熱、へその周りの痛み、1日8回の下痢があり、今朝から便に血が混じるようになった。一緒に食事をした友人にも同じ症状がある。この胃腸炎の原因として最も考えられる食品はどれか。
- ⑴ 十分に火が通っていない鶏肉数日の潜伏期のあとに発熱、腹痛、血便を伴う下痢が起こるのは、鶏肉に多いカンピロバクターによる腸炎の典型です。
- ⑵ 前日に炊いて温め直した焼き飯セレウス菌の嘔吐型は食後短時間で起こります。数日後の発熱と血便とは合いません。
- ⑶ 冷蔵庫で保存していた缶詰の果物保存の良い缶詰の果物が、この経過の胃腸炎の原因になることは考えにくいです。
- ⑷ 常温に半日置いたおにぎり黄色ブドウ球菌の毒素による食中毒は食後数時間で嘔吐が目立ち、発熱や血便はまれです。
- ⑸ 大鍋で作って一晩置いたカレーウェルシュ菌の食中毒は軽い腹痛と下痢が中心で、高熱や血便を伴うことは少ないです。
解説
原因として最も考えられるのは、十分に火が通っていない鶏肉です。カンピロバクターは鶏肉に多く付着している細菌で、加熱が不十分な肉や、生肉を扱った箸やまな板を介して感染します。2〜5日ほどの潜伏期のあとに、発熱、腹痛、下痢が起こり、血便を伴うこともあります。多くは自然に治りますが、まれに数週間後に手足の筋力が低下する病気を引き起こすことがあります。
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