45歳の男性。脳出血で入院し、左片麻痺が残った。派遣社員として働いていたが契約が…
45歳の男性。脳出血で入院し、左片麻痺が残った。派遣社員として働いていたが契約が切れ、収入がなくなった。単身で、退院後の住まいや生活費、医療費の支払いに不安があると話している。主治医がまず行う院内の連携として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 薬剤師に、退院後の薬代を減らすために薬の数を半分にするよう依頼する。費用を理由に必要な薬を減らすのは不適切です。経済的な問題は制度の利用で支えます。
- ⑵ 理学療法士に、収入を得るために必要な職業の訓練と、仕事探しの手伝いを依頼する。理学療法士は起き上がりや歩行などの基本動作の回復を支援します。就職の支援や生活費の相談は担いません。
- ⑶ 病棟の看護師長に、医療費を支払えない場合の未払い金の処理を依頼する。未払いを前提に処理するのではなく、まず使える制度につなぐことが大切です。
- ⑷ 管理栄養士に、生活費を抑えるための食費の節約方法の指導を依頼する。管理栄養士は栄養状態の評価と食事の指導を担います。生活費の不安の根本的な解決にはなりません。
- ⑸ 医療ソーシャルワーカーに、使える社会保障制度と退院後の生活の場の相談を依頼する。経済的な問題や退院後の生活の調整、制度の利用を支援するのが医療ソーシャルワーカーの役割です。
解説
医療ソーシャルワーカーに相談を依頼するのが最も適切です。医療ソーシャルワーカーは、病気やけがに伴って生じる経済的な問題、住まいや退院先の調整、社会保障制度の利用について、患者と家族を支援する職種です。この男性は収入を失い、生活費や医療費、退院後の住まいに不安を抱えているため、生活保護や障害に関する制度の紹介、関係機関との調整が必要です。ほかの職種はそれぞれの専門の面から支援します。
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