24歳の男性。予防接種を受けていない。1週前から両方の耳の下が腫れて熱が出た。3…
24歳の男性。予防接種を受けていない。1週前から両方の耳の下が腫れて熱が出た。3日前から右の陰嚢が赤く腫れて強く痛み、38.5℃の発熱が続いている。超音波検査で右の精巣は腫れているが、血流は保たれている。この病気について最も適切なのはどれか。
- ⑴ ムンプスによる精巣炎で、両側だと造精機能が落ちうる。思春期以降の流行性耳下腺炎では精巣炎を合併しやすく、両側性では造精機能が低下することがあります。
- ⑵ 細菌による感染で、抗菌薬を使えば数日で治る。耳下腺の腫れに続く精巣の炎症はウイルスによるもので、抗菌薬は効きません。
- ⑶ 子どもに多い病気で、大人の精巣に炎症が起こることはない。思春期以降の男性で精巣炎を合併しやすい病気です。
- ⑷ 精巣の悪性の腫瘍が急に大きくなった状態である。発熱と強い痛みを伴う急な腫れで、腫瘍の経過とは異なります。
- ⑸ 精巣がねじれた状態で、6時間以内に手術でねじれを戻す必要がある。精巣の血流は保たれており、ねじれではありません。
解説
ムンプスウイルスによる精巣の炎症で、両側に起こると精子を作る力が落ちることがあると説明するのが最も適切です。流行性耳下腺炎は、子どものうちにかかると軽く済むことが多いですが、思春期以降の男性では精巣炎を合併しやすく、耳下腺の腫れから数日後に陰嚢の腫れと痛み、発熱が出ます。片側のことが多いものの、両側に起こると不妊の原因になり得ます。予防接種で防ぐことが大切です。
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