48歳の男性。身長170 cm、体重92 kg。妻から「寝ているときに大きないび…
48歳の男性。身長170 cm、体重92 kg。妻から「寝ているときに大きないびきをかき、しばらく息が止まってから、あえぐように呼吸が戻る」と言われている。日中は強い眠気があり、先日は運転中に居眠りしかけた。最も考えられる病態はどれか。
- ⑴ 眠っている間にのどの奥の通り道がふさがり、呼吸が止まる。肥満の人で、いびきと呼吸停止、日中の強い眠気がそろうのは閉塞性の睡眠時無呼吸の典型です。
- ⑵ 夜中に足がむずむずして動かしたくなり、眠りが妨げられる。脚の不快感が中心の病気で、いびきや呼吸の停止は起こりません。
- ⑶ 夜間に気管支が発作的に狭くなり、息を吐くときにゼーゼーする。喘息の発作では呼気の喘鳴と息苦しさで目が覚めますが、いびきの後の呼吸停止とは異なります。
- ⑷ 日中に突然耐えられない眠気に襲われ、笑うと体の力が抜ける。ナルコレプシーでは笑ったときの脱力が特徴で、いびきと呼吸停止は伴いません。
- ⑸ 重い心不全のため、呼吸の深さが周期的に増えたり減ったりする。心不全による周期的な呼吸では、いびきの後のあえぐような再開は典型ではありません。
解説
眠っている間にのどの奥の空気の通り道がふさがり、呼吸が止まる閉塞性睡眠時無呼吸が最も考えられます。肥満などでのどの周りが狭くなると、眠って筋肉がゆるんだときに気道がふさがり、大きないびきのあとに呼吸が止まり、苦しくなって目覚めかけて呼吸が戻ることをくり返します。眠りが浅くなって日中の強い眠気が起こり、居眠り運転の危険も高まります。睡眠中の呼吸の検査で確かめます。
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