33歳の女性。妊娠9週。2週前の健診では子宮内に胎嚢と胎児を認め、心拍も確かめら…
33歳の女性。妊娠9週。2週前の健診では子宮内に胎嚢と胎児を認め、心拍も確かめられていた。本日の健診で、経腟超音波検査で胎児の心拍が見られず、胎児の大きさは2週前とほとんど変わっていない。出血や腹痛はなく、子宮口は閉じている。この状態として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 出血があるが胎児は生きており、妊娠を続けられる可能性がある。これは切迫流産の説明で、出血はなく心拍も消失しています。
- ⑵ 胎児と胎盤が子宮の外へ出て、子宮内が空になっている。これは完全流産の説明で、この患者では子宮内に胎嚢が残っています。
- ⑶ 受精卵が卵管に着床し、胎嚢が子宮の外で育っている。2週前に子宮内に胎嚢と心拍が確かめられており、子宮外妊娠ではありません。
- ⑷ 子宮口が開いて出血が増え、流産が避けられない段階にある。これは進行流産の説明で、子宮口は閉じ、出血もありません。
- ⑸ 胎児が子宮内で亡くなり、症状のないまま子宮内にとどまっている。心拍の消失と発育の停止があり、出血や腹痛がないまま子宮内にとどまっているのは稽留流産です。
解説
胎児が子宮内で亡くなり、症状のないまま子宮内にとどまっている稽留流産です。妊娠初期の流産の多くは胎児の染色体の異常によるもので、母親の行動が原因になることはまれです。稽留流産では、自然に排出されるのを待つ方法と、子宮内容を除去する手術を行う方法があり、本人の希望や状態に合わせて選びます。突然の知らせに心を痛める人が多く、母親を責めない説明と心理的な支えが大切です。
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