ある市が、住民の健康診断に新しく加える検査を検討している。自覚症状のない多くの人…
ある市が、住民の健康診断に新しく加える検査を検討している。自覚症状のない多くの人を対象に、病気の可能性がある人を早く見つけ出すために行う検査として、求められる性質の組合せで最も適切なのはどれか。
- ⑴ 病気のない人を正しく陰性と判定することを、見逃しの少なさより優先する。早く見つけることが目的なので、見逃しが多い検査は健康診断の目的に合いません。
- ⑵ 結果が出るまで数週間かかるが、病気の進み具合まで詳しく分かる。病期の詳しい評価は診断がついたあとに行うもので、ふるい分けの段階では求められません。
- ⑶ 病気のある人を見逃しにくく、安全で、多くの人に安く行える。ふるい分けの検査は、見逃しが少ないこと、体への負担が小さいこと、費用が安いことが求められます。
- ⑷ 体への負担は大きいが、陽性ならその場で診断を確定できる。負担の大きい検査は、多くの健康な人を対象にする健康診断には向きません。確定は精密検査で行います。
- ⑸ 早く見つけても治療法がない病気を、確実に見つけられる。早期に見つけても経過が変わらない病気は、健康診断で探す対象にふさわしくありません。
解説
病気のある人を見逃しにくく、安全で、多くの人に安く行えることが求められます。自覚症状のない集団から病気の疑いのある人をふるい分ける検査では、感度の高さ、体への負担の小ささ、費用の安さが重要です。陽性になった人には、特異度の高い精密検査を行って診断を確かめます。また、早く見つけて治療すれば経過が良くなる病気であることが、健康診断で探す前提になります。
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