66歳の男性。咳が続くため受診し、胸部CTと気管支鏡の生検で肺癌と診断された。本…
66歳の男性。咳が続くため受診し、胸部CTと気管支鏡の生検で肺癌と診断された。本日、男性はひとりで結果を聞きに来た。医師が診断を伝える際の進め方として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 安心させるため、良性の可能性もあると伝え、詳しい説明は次の外来に回す。事実と異なる見通しを伝えると、患者の自己決定を妨げ、信頼も損ないます。
- ⑵ 病気についてどう聞いているか、どこまで詳しく知りたいかを先に尋ねる。悪い知らせを伝える前に、患者の理解と知りたい範囲を確かめると、受け止め方に合わせて説明できます。
- ⑶ 本人の動揺を避けるため、まず家族を呼んでもらい、本人への告知は家族に任せる。判断能力のある本人には、本人に伝えることが原則で、告知を家族に委ねるのは適切ではありません。
- ⑷ 時間を取らせないよう、外来の廊下で立ったまま要点を手短に伝える。悪い知らせは、落ち着いて話せる個室で、座って時間をとって伝えます。
- ⑸ 病期と生存率の数字を専門用語で正確に述べ、質問は最後にまとめて受ける。一方的に情報を並べると、患者は受け止めきれず、理解も追いつきません。
解説
病気についてどう聞いているか、どこまで知りたいかを先に尋ねるのが最も適切です。悪い知らせを伝えるときは、静かな個室で時間をとり、まず患者の理解と知りたい範囲を確かめます。そのうえで、前置きをしてから分かりやすい言葉で事実を伝え、患者の感情に共感を示し、今後の方針を一緒に考えます。判断能力のある本人に伝えることが原則で、事実と異なる説明はしません。
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