ソクマル医師

33歳の女性。妊娠32週。妊娠高血圧症候群で通院中である。本日、突然持続する強い…

33歳の女性。妊娠32週。妊娠高血圧症候群で通院中である。本日、突然持続する強い下腹部痛が起こり、少量の暗赤色の性器出血を伴って受診した。子宮は板のように硬く、触れると強く痛がる。胎児心拍数は低下している。最も考えられる病態はどれか。

解説

正常な位置の胎盤が、胎児の娩出前に子宮の壁からはがれる常位胎盤早期剝離が最も考えられます。妊娠高血圧症候群は重要な危険因子です。はがれた部分の出血が子宮内にたまるため、外に出る出血は少なくても、持続する強い腹痛と板のように硬い子宮が見られます。胎盤の機能が失われて胎児の状態が急速に悪化し、母体には播種性血管内凝固が起こりやすく、緊急の娩出が必要です。
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