病院の待合室で、60歳の男性が突然倒れた。研修医が駆けつけて肩をたたいて呼びかけ…
病院の待合室で、60歳の男性が突然倒れた。研修医が駆けつけて肩をたたいて呼びかけたが反応がなく、胸と腹の動きを見ると、しゃくりあげるような途切れ途切れの呼吸をしている。研修医が次に行う対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 呼吸はしているため、横向きの回復体位にして様子を見守る。しゃくりあげるような呼吸は死戦期呼吸で、心停止のサインです。回復体位で見守ると救命の機会を逃します。
- ⑵ 意識を取り戻させるため、頬を強くたたきながら呼びかける。反応がないことは確認済みです。頬をたたき続けても回復は望めず、胸骨圧迫が遅れます。
- ⑶ 頸動脈の拍動を1分ほどかけて丁寧に確かめてから判断する。脈の確認に時間をかけると胸骨圧迫の開始が遅れます。確認は10秒以内にとどめます。
- ⑷ 救急外来へ運ぶためにストレッチャーを手配し、到着を待つ。搬送の準備を待つ間に脳への血流が途絶えます。その場ですぐに蘇生を始めます。
- ⑸ 周囲に助けを求めてAEDを依頼し、ただちに胸骨圧迫を始める。反応がなく普段どおりの呼吸がない場合は心停止と判断し、応援とAEDを依頼してすぐに胸骨圧迫を開始します。
解説
周囲に助けを求めてAEDを依頼し、ただちに胸骨圧迫を始めるのが最も適切です。反応がなく、普段どおりの呼吸がない場合は心停止と判断します。しゃくりあげるような途切れ途切れの呼吸は死戦期呼吸と呼ばれ、呼吸があるとみなしてはいけません。胸骨圧迫は中断をできるだけ少なくして続け、AEDが届いたらすぐに装着して心電図を解析させます。
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