研修医が夜間当直中、肺炎で入院している78歳の男性について、看護師から「呼吸が苦…
研修医が夜間当直中、肺炎で入院している78歳の男性について、看護師から「呼吸が苦しそう」と呼ばれた。診察すると、呼吸数28/分、経皮的動脈血酸素飽和度88%(鼻カニューラ2 L/分)であった。研修医が上級医に電話で報告する方法として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 患者の状態、測った数値、自分の評価、上級医に求める対応を順に簡潔に伝える。状況・背景・評価・提案の順に要点を伝えると、聞き手が短時間で状況を把握し判断できます。
- ⑵ 入院した日から今日までの経過を、カルテの記載に沿って初めから順に説明する。経過を初めから話すと要点が伝わるまでに時間がかかり、緊急時の判断が遅れます。
- ⑶ 詳しい説明は来てもらってからにして、電話では「すぐ来てください」と伝える。情報がないと上級医は緊急度や必要な準備を判断できません。要点は電話で伝えます。
- ⑷ 血液検査と胸部エックス線写真の結果がそろってから、まとめて報告する。酸素化が悪化している場面で結果を待つと対応が遅れます。必要な指示を早く得るため先に報告します。
- ⑸ 患者をよく知る看護師に報告を代わってもらい、自分は酸素の流量を上げておく。診察した研修医が自分の評価を含めて報告するのが原則です。報告を他職種に任せると評価が伝わりません。
解説
患者の状態、数値、自分の評価、求める対応を順に簡潔に伝えるのが最も適切です。急変時の報告では、状況、背景、評価、提案の順に要点を伝える方法が勧められ、聞き手は短い時間で緊急度を判断できます。経過を初めから話したり、検査結果がそろうまで待ったりすると対応が遅れます。情報なしに来てほしいと頼むだけでは、上級医は準備ができません。
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