62歳の男性。3日前からの咳と発熱を主訴に受診した。医療面接で得られた次の情報の…
62歳の男性。3日前からの咳と発熱を主訴に受診した。医療面接で得られた次の情報のうち、病歴のうち社会歴として記録するのが適切なのはどれか。
- ⑴ 昨夜から黄色い痰が出るようになり、量も増えた。今回の症状の経過は現病歴として記録します。
- ⑵ 30歳代に急性虫垂炎で虫垂切除術を受けた。過去にかかった病気や手術は既往歴として記録します。
- ⑶ 40年間、石材の加工工場で粉じんを扱う仕事をしている。職業や生活環境、嗜好などは社会歴として記録します。粉じん作業の職歴は呼吸器疾患の診断にも役立ちます。
- ⑷ 以前ペニシリン系抗菌薬を飲んで全身に発疹が出た。薬で起きた発疹はアレルギー歴・薬歴として記録します。社会歴ではありません。
- ⑸ 母親が60歳代で2型糖尿病の治療を受けていた。血縁者の病気は家族歴として記録します。社会歴には含めません。
解説
石材加工工場で粉じんを扱う仕事をしていることが、社会歴として記録すべき情報です。病歴は、主訴、現病歴、既往歴、家族歴、社会歴、アレルギー歴などに分けて整理します。社会歴には職業、生活環境、喫煙や飲酒などの嗜好、旅行歴などを記録し、職業性の肺疾患や感染症の手がかりになります。母親の糖尿病は家族歴、手術は既往歴、痰の変化は現病歴、薬の発疹はアレルギー歴です。
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