58歳の女性。検査の結果、胃癌と診断され、医師がその事実を伝えた。女性はしばらく…
58歳の女性。検査の結果、胃癌と診断され、医師がその事実を伝えた。女性はしばらく黙ったあと、「まさか自分ががんだなんて。頭が真っ白です」と話した。このときの医師の応答として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「同じ診断を受けた方は皆そう言われます」一般化すると、患者は自分の気持ちを軽く扱われたと感じます。個人の感情に向き合う応答ではありません。
- ⑵ 「もっと前向きに考えるようにしましょう」感情を否定して考え方を指図する応答で、患者は気持ちを話しにくくなります。
- ⑶ 「突然のことで、とても驚かれたのですね」患者の感情を言葉にして受け止める共感的な応答で、患者が気持ちを話しやすくなります。
- ⑷ 「まずは治療成績のデータからご説明します」強い衝撃を受けている時に情報を続けても理解されにくいです。まず感情を受け止めます。
- ⑸ 「大丈夫ですよ。きっと治りますから」根拠のない保証は一時的に安心させても、後で信頼を損ないます。患者の気持ちを受け止めることにもなりません。
解説
「突然のことで、とても驚かれたのですね」と応じるのが最も適切です。悪い知らせを受けた直後の患者は強い衝撃を受けており、まずその感情を言葉にして受け止める共感的な応答が求められます。根拠のない保証や一般化、前向きになるよう促す言葉は、患者の気持ちを受け止めることになりません。強い動揺の中では情報も頭に入りにくいため、詳しい説明は落ち着いてから行います。
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