信号検出理論で偽陽性率を表す式はどれか。ただし、TP は真陽性、FP は偽陽性、…
信号検出理論で偽陽性率を表す式はどれか。ただし、TP は真陽性、FP は偽陽性、FN は偽陰性、TN は真陰性を示す。
- ⑴ (FN)/(FN+TP)FN/(FN+TP)は偽陰性率で、1から感度を引いた値です。異常があるものを見落とした割合を表します。
- ⑵ (FP)/(FP+TN)真に正常な例の総数(FP+TN)のうち誤って陽性と判定した割合で、これが偽陽性率の定義です。1−特異度に等しくなります。
- ⑶ (TN)/(FP+TN)TN/(FP+TN)は特異度で、正常なものを正しく陰性と判定できる割合です。偽陽性率とは補の関係にあります。
- ⑷ (TP)/(FN+TP)TP/(FN+TP)は感度(真陽性率)で、異常があるものを正しく陽性と判定できる割合です。
- ⑸ TPFP+TPTP/(FP+TP)は陽性的中度で、陽性と判定したもののうち実際に異常があった割合です。分母が判定側の数になっている点が異なります。
解説
正解は⑵です。偽陽性率は「実際には異常がないもののうち、誤って異常ありと判定した割合」なので、分母は真に正常な例の総数、すなわち偽陽性FPと真陰性TNの和になり、分子は偽陽性FPです。したがってFP/(FP+TN)が偽陽性率で、1から特異度を引いた値に等しくなります。混同しやすい指標として、感度(真陽性率)はTP/(TP+FN)、特異度はTN/(FP+TN)、陽性的中度はTP/(TP+FP)です。ROC曲線は横軸に偽陽性率、縦軸に真陽性率をとって描きます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成