散乱線除去グリッドの特性と計算式の組合せで正しいのはどれか。ただし、h:吸収はく…
散乱線除去グリッドの特性と計算式の組合せで正しいのはどれか。ただし、h:吸収はくの高さ、D:吸収はくの間隔、d:吸収はくの厚さ、Tp:一次放射線透過率、Ts:散乱放射線透過率、Tt:全放射線透過率とする。
- ⑴ グリッド比 ― (D +d)/(h)グリッド比は吸収はくの高さを間隔で割ったh/Dです。分母に吸収はくの厚さdを加える式ではありません。
- ⑵ グリッド密度 ― (1)/(D)グリッド密度は単位長さ当たりの吸収はくの本数で、1/(D+d)です。1/Dでは吸収はく自身の厚さを無視してしまいます。
- ⑶ イメージ改善係数 ― (Tp2)/(Tt)イメージ改善係数はコントラスト改善比の二乗をグリッド露出係数で割った量で、整理するとTpの二乗をTtで割った式になります。
- ⑷ グリッド露出係数 ― (1)/(Tp)グリッド露出係数(Bucky係数)は全放射線透過率の逆数1/Ttです。1/Tpは一次線だけを見た式で、被ばくの増加倍率を表しません。
- ⑸ コントラスト改善比 ― (Ts)/(Tt)コントラスト改善比は一次線透過率を全放射線透過率で割ったTp/Ttです。散乱線透過率Tsを分子にする式ではありません。
解説
正解は⑶です。イメージ改善係数(画質改善係数)は、コントラスト改善比Kの二乗をグリッド露出係数Bで割った量として定義され、K=Tp/Tt、B=1/Ttを代入するとTpの二乗をTtで割った式になります。これはコントラストの向上と被ばく増加の代償を同時に評価する指標です。他の選択肢は式が入れ替わっており、グリッド比はh/D、グリッド密度は1/(D+d)、グリッド露出係数は1/Tt、コントラスト改善比はTp/Ttが正しい式です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成