荷電粒子平衡で正しいのはどれか。
荷電粒子平衡で正しいのはどれか。
- ⑴ 空洞理論と無関係である。空洞理論はこの平衡を前提としています。
- ⑵ 光子のエネルギーと無関係である。光子のエネルギーによって、成立する深さが変わります。
- ⑶ 光子線の減弱に適用する概念である。減弱ではなく、二次電子の生成と流出に関する概念です。
- ⑷ 過渡電子平衡では衝突カーマと吸収線量は等しい。過渡電子平衡では、吸収線量が衝突カーマをわずかに上回ります。
- ⑸ ビルドアップ領域とは荷電粒子平衡が成立するまでの深さである。平衡が成り立つまでの深さが、この領域にあたります。
解説
正解は⑸です。表面から入った光子は二次電子を作りながら進み、ある深さで電子の生成と流出が釣り合って荷電粒子平衡が成り立ちます。そこに至るまでの深さがビルドアップ領域で、線量は深くなるほど増えます。この概念は空洞理論の前提であり、光子のエネルギーによって深さが変わります。過渡電子平衡では吸収線量が衝突カーマをわずかに上回ります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-06.html)を加工して作成