放射線治療で生じる皮膚症状の時間的経過で正しいのはどれか。
放射線治療で生じる皮膚症状の時間的経過で正しいのはどれか。
- ⑴ 脱 毛 → 表皮剝離 → 発 赤 → びらん最初に現れるのは発赤です。脱毛から始まる順序にはなりません。
- ⑵ 脱 毛 → 発 赤 → 表皮剝離 → びらん脱毛より先に発赤が現れます。順序が入れ替わっています。
- ⑶ 発 赤 → 脱 毛 → 表皮剝離 → びらん発赤→脱毛→表皮剝離→びらんの順に、線量の積み重なりとともに進みます。
- ⑷ 発 赤 → 表皮剝離 → 脱 毛 → びらん脱毛は表皮剝離より先に現れます。順序が合いません。
- ⑸ 発 赤 → 表皮剝離 → びらん → 脱 毛脱毛が最後になることはありません。比較的早い時期に現れます。
解説
正解は⑶です。放射線による皮膚の反応は、まず照射開始から2週ほどで発赤が現れます。次に毛母細胞が障害されて2〜3週で脱毛が起こり、さらに線量が積み重なると表皮の基底細胞が失われて乾性落屑としての表皮剝離が生じ、最後に真皮が露出する湿性落屑、すなわちびらんに至ります。発赤・脱毛・表皮剝離・びらんという順序は、感受性の高い細胞から順に障害が表に出ることを反映しています。線量と時期の関係とあわせて覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成