心筋脂肪酸代謝SPECT 検査の撮影法について正しいのはどれか。
心筋脂肪酸代謝SPECT 検査の撮影法について正しいのはどれか。
- ⑴ 近接軌道収集を利用する。検出器を体表に近づける軌道で収集することで、距離による分解能の低下を抑えられます。
- ⑵ マトリクスを512 ×512 に設定する。心筋SPECTのマトリクスは64×64が標準です。512×512ではカウントが足りません。
- ⑶ ファンビームコリメータで撮影する。心筋SPECTでは平行多孔型コリメータを用います。
- ⑷ エネルギーウインドウを141 keV に設定する。¹²³Iのγ線は159keVです。141keVは99mTcのエネルギーです。
- ⑸ 心電図同期収集では1心拍を32 分割して撮影する。心電図同期収集は8〜16分割が一般的で、32分割ではカウント不足になります。
解説
正解は⑴です。心筋のSPECTでは、検出器を体表にできるだけ近づける近接軌道収集を用いることで、距離による分解能の低下を抑えて鮮明な画像を得ます。心筋脂肪酸代謝の評価に使う¹²³I−BMIPP のγ線は159keV なので、エネルギーウインドウは141keV ではなく159keV に合わせます。マトリクスは64×64 が標準で、コリメータは平行多孔型を用います。心電図同期収集の分割数は8〜16分割が一般的で、32分割では1画像あたりのカウントが足りなくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成