X 線源装置の総ろ過を増加させたときの変化で正しいのはどれか。
X 線源装置の総ろ過を増加させたときの変化で正しいのはどれか。
- ⑴ 半価層は薄くなる。線質が硬くなるため半価層は厚くなります。向きが逆です。
- ⑵ X 線量は少なくなる。低エネルギー成分が取り除かれるため、X線の全体量は減少します。
- ⑶ 線質指標は低くなる。線質が硬くなるので線質指標は高くなります。
- ⑷ 実効エネルギーは低くなる。平均エネルギーが上がるため、実効エネルギーは高くなります。
- ⑸ 被写体コントラストは高くなる。線質が硬いほど吸収差が小さくなるため、被写体コントラストは低下します。
解説
正解は⑵です。総ろ過を増やすと、エネルギーの低い光子が優先的に取り除かれます。その結果、X線の全体量は減り、残った光子の平均のエネルギーが上がるので実効エネルギーは高くなり、半価層は厚くなります。線質指標も高くなります。線質が硬くなると被写体による吸収の差が小さくなるため、被写体コントラストはむしろ低下します。総ろ過は患者の皮膚線量を減らすために欠かせない一方、線量の低下を補う必要が出てくる点も押さえておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成