画像検査で腫瘤を同定できない低リスク前立腺癌の局所外部照射の治療計画で正しいのは…
画像検査で腫瘤を同定できない低リスク前立腺癌の局所外部照射の治療計画で正しいのはどれか。
- ⑴ 脊髄をリスク臓器〈OAR〉とした。照射野から、離れています。
- ⑵ 直腸をリスク臓器〈OAR〉とした。背側にあり、有害事象が起こりやすい臓器です。
- ⑶ 前立腺全体を肉眼的腫瘍体積〈GTV〉とした。同定できないため、設定しません。
- ⑷ 前立腺に1cm のマージンを付加して臨床標的体積〈CTV〉とした。前立腺そのものを、臨床標的体積とします。
- ⑸ 計画標的体積〈PTV〉は臨床標的体積〈CTV〉と同じ体積とした。ずれ分の余裕を、加えます。
解説
正解は⑵です。前立腺のすぐ背側に直腸があり、出血や炎症といった有害事象が起こりやすいので、リスク臓器として線量を抑えます。脊髄は照射野から離れています。腫瘤を同定できないので肉眼的腫瘍体積は設定せず、臨床標的体積は前立腺そのもの、計画標的体積はそれに位置のずれ分の余裕を加えた体積になります。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-06.html)を加工して作成